2016年5月6日金曜日

葛藤

葛藤。

シルバーウィークは台風18号支援、ゴールデンウィークは熊本地震支援…。
災害多発国は休まることを知りません。

この連休も家族で過ごすことが消えました。

運動会も、授業参観も、習い事の発表会も、御免なさい、の繰り返しです。
子供の成長は待ってくれない。一年一年大きくなり、変わっていきます。

一瞬、一瞬を大事にしたい大切な家族との時間…、というのが口先だけになっています。

被災地に入り、また現場の支援者と一分一秒の世界でやりとりをしていると、大型連休モードに、心を寄せようがない。


しかし、そんな支援モードでいる限り、家の中の話題、安らかな空気感から、自分一人どんどん乖離していくのがわかります。
ゴールデンウィークの都内の街の風景の中に溶け込めていない浮いた存在であるのを感じます。
今更言うなって話かもしれないけれど、何か歪んだ不自然さを自分に感じます。

家族から見れば、よくわからないところで何かバタバタやっていて、家族は二の次という判断を下している父親でしかありません。
後になったらわかる…。背中を見て育つ…。
本当にそうでしょうか?
「いま目の前の刹那を大事に生きる」と誓ってきたこととの大いなる矛盾。
人があれこれ助言してくれても、決断するのは自分以外いません。
正答はありません。
でも、その行為の選択こそが、自分が選んでいる生き方。
「誰のため、何のため」は、人生全体にかかる筈です。

個人的葛藤です。