2016年12月20日火曜日

「上から目線」

「上から目線」。

本日の全国域の会議で出たワード。

私たち全国組織や官僚の方々が気をつけたいのは、「上から目線」と受け止められる言動。

「社協」でいうと、現場の市区町村は対住民にはっきりとしたミッションがあって、広域でないと担えないことがあるから都道府県があって、国(政策・制度)とのラインや統一した大きな方針や指針を必要とするから我々全国がある。

それぞれがそれぞれの立ち位置で「役割分担」をしているに過ぎない。
なのに「自分は上」、また逆も然りで「自分たちは下」と考えてしまう人がいる。

これと同じ構図はあらゆるところにあって、あちこちで耳にする。

普段から陰で末端を見下す発言をしていれば、外面は慇懃無礼に振る舞ってもすぐ見抜かれるが、そうでなくても落とし穴は無数にある。 

たとえ、当の本人にはそんなつもりがなくても、言葉尻、態度一つで「上から目線」という評価が飛んでくる。

「断定的な言い方だな」「随分な自信家だな」「難しい言い回し使いやがって」…。
はたまた「にこりともせず表情に乏しい人だな」程度の印象も、「上からの態度だよな!」となり兼ねないことを痛感すること数多い。

でも、残念ながら自覚が足りない人間も周りに少なくないから、
「全国の人間? 話もしたくない」と、全国域の人種に悪しきイメージが出来あがっていて、初対面から反発的に接せられる経験も一度ではない。

誤解を生まないためにも、自分がやっているあらゆることを、何のため誰のためと捉える作業を常に怠らないこと、支え支えられる関係性に想像力を働かせることが、大切な気がする。

協働・協力・連携という関係において、自組織本位であったり、いち業界の狭い常識を振り回すような思考は戒めねばと、自戒をこめて思う。