2015年4月21日火曜日

世界一孤独な国/晩婚化や非婚化は肯定できません

話題になったのは随分前ですが、OECDが社会的孤立度を調査した結果、主要20カ国で日本が飛び抜けて一位だったという事実。

正しくない自己愛を強めた結果といえます。

日本人はとことん家族を大事になんてしてこなかった。
ただ、自分だけが生きることに一生懸命になってきた結果なのです。

晩婚化や非婚化、離婚を、あたかも個人の自由のようにいう世間の風潮自体が、この孤立した人間の集団である国家を象徴しています。

人類が今に続いていることを考えれば(言い換えて、今の自分の生に過去からの脈々と流れる事実に感謝する心を持っていれば)、結婚して子どもを育てることは自然極まりないことは言うまでもないことで、どんな後進国と言われる国であっても世界中の人間の常識です。

この話をすると必ずと言って良いほど、結婚できない、子どもができない人の差別であるというような問題のすり替えが行われる、病んだ国民性が現代日本です。

晩婚、非婚を当然のような顔をして済まされたら、まさに「人間の生き方の質、人間性の質が問われる」(佐々木正美さんの言葉)わけです。

孤立した人間に幸福はありません。

家族もしくはこれに準ずる存在がなくて、孤独ではないなんて、強がりの戯言でしかありません。

なぜなら、それは本気で自分以外の人間に自分以上の幸せを願って生きるという要素に欠ける人生だからです。